河川や海への負荷を最小限に抑え、水の環境を守ります。
「水質汚濁防止法(昭和46年施行)」および「瀬戸内海環境保全特別措置法(昭和48年施行)」の、環境保護への厳しい規制に基づき、排水共同処理場1施設ならびに3社の自社処理施設において、染色工程で発生する排水の浄化処理を行っています。
環境負荷の高い染色排水は、自社および共同処理場に送水し、沈殿処理とバイオ処理を。水洗に使用した負荷の低い染色排水は、pH(ペーハー)調整後、それぞれ河川に放流しています。
放流においては、排水に含まれるCOD(*)やpH、リン、窒素の数値を自動測定機により24時間監視。厳しい水質基準をクリアし、近隣河川ならびに海へ還す放流水の水質保全に、徹底的に取り組んでいます。
*COD:Chemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量)
水中に有機物などの物質がどれくらい含まれるかを示す、水質汚濁の指標のひとつ。