SDGsへの取組

兵庫県繊維染色工業協同組合は、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)に賛同。
環境やエネルギーなどあらゆる分野において積極的な取組を行い、地球環境の保護や地域全体のリサイクルの推進に努め、誰もが人間らしく働けるまちの実現を目指しています。

兵庫県繊維染色工業協同組合が取り組むSDGs

水への取り組み
水への取り組み

河川や海への負荷を最小限に抑え、水の環境を守ります。

「水質汚濁防止法(昭和46年施行)」および「瀬戸内海環境保全特別措置法(昭和48年施行)」の、環境保護への厳しい規制に基づき、排水共同処理場1施設ならびに3社の自社処理施設において、染色工程で発生する排水の浄化処理を行っています。
環境負荷の高い染色排水は、自社および共同処理場に送水し、沈殿処理とバイオ処理を。水洗に使用した負荷の低い染色排水は、pH(ペーハー)調整後、それぞれ河川に放流しています。
放流においては、排水に含まれるCOD(*)やpH、リン、窒素の数値を自動測定機により24時間監視。厳しい水質基準をクリアし、近隣河川ならびに海へ還す放流水の水質保全に、徹底的に取り組んでいます。

*COD:Chemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量)
水中に有機物などの物質がどれくらい含まれるかを示す、水質汚濁の指標のひとつ。
大地への取組
大地への取組

固形ごみを資源に変えて、大地に戻します。

染色後の廃液から出るスラッジ(汚泥)は、平成15年度から共同乾燥を行っています。
スラッジを各排水処理場から回収し、共同スラッジ処理場へ運搬。そこでサラサラに乾燥させた後、専門処理施設で活性炭や酵素を分解し、木片等と混合発酵させて土壌改良用の再生有機肥料にリサイクル。園芸センター等での販売を通して、公共工事現場や農家などで地域の緑化に活用され、大地へ還っていきます。
廃棄物の発生を抑制し、有用なものは循環資源として利用。こうした適正な廃棄物の処理を行うことで、環境への負荷を低減させています。

染色共同スラッジ処理場 〒677-0005 西脇市野中町567-1
環境への取組
環境への取組

環境への負荷を最小限に抑え、地球環境を守ります。

染色工程では、大量の「熱」が必要です。各工場で利用した熱は、排熱・回収装置の設置などにより、熱源として再利用。効率的なエネルギー利用を図っています。また、熱を発生させるボイラーには、空気を汚しにくく環境にやさしい燃料を使用するなど、クリーンな環境づくりにも尽力しています。
その他、生産工程で使用する消耗品の再利用や、プラスチック類の粉砕処理など、資源のリサイクルにも積極的に取り組んでいます。

人への取組
人への取組

性差・経済格差なく、誰もが平等に働ける労働環境を実現します。

働きがいのある仕事の共有をめざし、労働者への配慮に努めています。
働く人の声に耳を傾け、性差による労働環境格差の撤廃や、賃金格差の解消に取り組み、やりがいのある仕事や労働環境の実現に励みます。

社会への取組
社会への取り組み

サスティナブルな社会を実現します。

こうした様々な取組に積極的に関わることで、ローカルコミュニティ力の向上に寄与。豊かな協働社会の実現に取り組み続けます。

兵庫県繊維染色工業協同組合は
持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。